犬の膝蓋骨脱臼-図の説明
図1:股関節と膝関節を前側と側方から見た写真(犬のプラスチック製骨標本)
注;水色の部位が膝蓋骨
図2:膝関節を前側と側方からから見た写真(犬のプラスチック製骨標本)
注;水色の部位が膝蓋骨
図3:膝蓋骨脱臼の触診法
注;犬を横臥位に保定し、膝関節を伸展位に保持する。
内方脱臼の診断(写真 左):片方の手で脛骨を内旋させながら、もう一方の手で膝蓋骨を内側に押し、膝蓋骨の内方変位を触診する。
外方脱臼の診断(写真 右):片方の手で脛骨を外旋させながら、もう一方の手で膝蓋骨を外側に押し、膝蓋骨の外方変位を触診する。
図4:膝蓋骨脱臼のレントゲン写真(前後像)
左の写真が正常な位置にある膝蓋骨(大腿骨の中心に膝蓋骨がある)
右の写真が膝蓋骨内方脱臼(大腿骨の内側に膝蓋骨が変位している)
図5:膝蓋骨脱臼のレントゲン写真(側面像)
左の写真が正常な位置にある膝蓋骨(大腿骨の前方に膝蓋骨がある)
右の写真が膝蓋骨内方脱臼(大腿骨の内側に膝蓋骨が変位しているため、レントゲンでは大腿骨に被って写っている)
図6:膝蓋骨脱臼のレントゲン写真(前後像)
両側の内方脱臼(グレ−ド3)
膝蓋骨脱臼では多くの場合に両側に発症する。
図7:膝蓋骨脱臼の手術中写真
内方脱臼(グレ−ド3)の手術中の写真
滑車溝(膝蓋骨の入っている溝)の縁に軟骨損傷を起している(矢印で囲んだ部分)。
繰り返す脱臼によって軟骨が削れてしまいます。